BELEGA ASIA(ベルーガアジア)の投資詐欺被害にあったサラリーマンの日記

ベルーガアジアの投資詐欺被害にあいました。つらいですが、この経験を今後の教訓として生かすため、今回経験した詐欺師の手口を皆さんに可能な範囲で公開します。そして同類の投資詐欺業者のサイト、およびステマブログなどを徹底批判していきます。投資詐欺業者を一つ一つつぶしていきましょう。

ベルーガアジアの資産運用は、取引履歴に架空取引を記載し続けて顧客をだます詐欺と判明した!

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こんにちは、まことです。

前回は警察に詐欺被害の相談をしたというとことまで記載しました。

その次にとった行動が、地元地域のの消費生活センターに電話相談しました。もちろん、「ベルーガアジアからの勧誘を起点に指定の証券会社に口座開設し、その証券会社に指定された口座に投資資金を送金したところ、後日出金する際に出金拒否されるという投資詐欺被害にあった。」と伝えました。すると「被害金額があまりにも多額ですので、弁護士さんに相談していただくことが必要です。弁護士会の中の先物取引被害対策弁護士の相談窓口である○□弁護士事務所に、電話で『先物取引被害にあった』と説明して、担当弁護士を紹介してもらってください。」と言われました。

 

そこで、先物取引被害対策弁護士の相談窓口というところに電話をかけました。「先物取引被害にあったので、弁護士を紹介していただきたい。」と言ったところ、事務所の担当者に「わかりました。1週間以内に担当弁護士が決まりますので、後日電話でお知らせします。」と説明されました。

 

そして、2015年12月下旬いわゆる年末に担当弁護士に初めて相談しました。またここでも、「ベルーガアジアという会社の勧誘に端を発した投資で、投資資金を送金したところ、出金できない可能性が高い状況に追い込まれている。」ことについて説明しました。出金申請しても出金拒否されるという情報が出回っていることは伝えましたが、私は出金申請をまだしていない時点であったため、「(メールを返信してくるなど)証券会社側の反応がまだあるんなら、また望みはあるな。まずは出金申請をしてみて。」と言われました。

 

そしてその後、3つの運用口座それぞれに対して自動売買システム停止を申請した後、1週間以上経過してから証券会社に出金申請をしました。もちろん、出金申請した金額は最初に入金した投資元本とほぼ同額でした。その時点で取引履歴の記録では、証拠金残高は投資元本の2~2.5倍に増えていましたので、まともな証券会社なら出金できるはずですし、出金できなければ詐欺ということになります。年が明けて2016年1月初めにきた返信メールは想定どおり、出金拒否メールでした。

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Dear  ○△ □×

出金申請を確認しました。
しかし、現在の出金申請はエラーなります。
エラーコード:E0024
FOREX STRATEGIES口座Account○□○□のThe Attorneyへ問い合わせください。
また、条件満たさない状態での出金作業はボーナスがなくなります。

DIRECT TRADING SECURITIES

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「出金拒否の理由は私たち(証券会社の関係者)は知らないよ。The Attornyに問い合わせばいい。」という、なんとも不親切な回答のメールでした。The Attornyという言葉を翻訳すると「弁護士」、「代理人」、「代理者」、「代言者」といった言葉になるようです。「代理者」がベルーガアジアに該当するようですが、ベルーガアジアに問い合わせると、ネット上のうわさどおり「未決済のポジションがあるため出金できない」という回答でした。他の被害者の話によると、自動売買システムの停止申請をして1か月、2か月経過してから出金申請しても、出金拒否されているようです。

 

2016年1月、年明け早々に担当弁護士に2回目の相談に行きました。前回相談時には運用していた3つの自動売買で運用していた口座の取引履歴を弁護士に提示できなかったため、その時は前もって3つの口座の取引履歴を約2か月分印刷して持参しました。担当弁護士に見せたところ、弁護士さんはこう言いました。

「勝率は8割ぐらいか。異様に勝率が高いな・・。そうか!これは悪質だ。実際の相場の値動きを見て、それにつじつまを合わせるように、実際にはしていない取引をしているように見せかけているんだろう。」

「ネットで調べたら、他にも同じような詐欺をしている組織がいくつもあるみたいだね。たぶん、まったく同じメンバーというよりは違うメンバーが情報交換をしたりしながら、いくつかのグループで似たような詐欺をしているんだろう。例えば、ある詐欺組織で詐欺の手口の入れ知恵をされた人が、分離・独立して別の組織で詐欺の活動を主導したりしているんではないかな。」

出金拒否に対してどうすればいいか聞くと、「相手の出金拒否の理由が正当ではないことを指摘すればいい。」という回答でした。やはり、相手が海外の組織のため、差し押さえなどといった法的な強制手段はとれないようです。

 

 要するに、証券会社の取引履歴の画面に表示されていた取引はすべて実際には行われていない取引、つまり架空取引だったということですね。もちろん、「弊社の(自動売買)システムを利用して運用すれば、資産を着実に増やすことができます。」というベルーガアジア関係者の発言は、完全にウソだったということですね。

 

ということで、3つの口座について架空取引であるというだけの兆候があったのか、次回から検証していきたいと思います。